クレームなければOK!?

ある大規模マンションの玄関土間の写真です。
玄関の沓ずり(くつずり:下枠部分のこと)と玄関土間タイルの取り合い部分の目地に注目です。
こちらの物件は、床タイルと同じ目地材で仕上げています。
この場合、玄関扉の開閉時の振動でいつか割れてしまう懸念があります。
そのため、この部分はコーキング処理をするなどして、弾性をもたしたりします。
建築の技術屋ならば、異種の材料の取り合い部分は、コーキング処理をすることは
一般的です。。。。
ん~~~確かに、目地材で仕上げちゃいけないなんて決まりはないし、世の中に
そのような仕上げをしている物件は確かにあります。
でもね~、本当にそれでいいの?
床と同じ目地材で仕上げれば、コーキングで仕上げるよりも1工程減るのが現場での
大きなメリットでしょうか。
ついで、微々たる金額かもしれませんがコストも下がる。
「いろいろと検討した結果、今までクレームが出たことがないので、この仕様にしました。」
との回答をしていました。
出てないわけないだろ?
おたくの会社が造ったマンションで、この不具合を見たことあるよ。
数百戸ある大規模マンションで、全てを直すのが大変なのはわかるし、依頼者以外の
お部屋についてあーだこーだいう権利なんてないのもわかります。
今までクレームが出たことがないなんて、胸を張っていっていましたが、
これはどんな意味があるのでしょうか。
実際に不具合は出ていますが、発言している世帯数が少なく社内でフィードバック
されていないなどの理由があるかもしれませんが、住まわれている方がそれが
不具合であることにすら気付いていないというのが大きな理由かもしれません。
クレームも言われないんだし、省けるものは省いちゃえってとこでしょうかね。
今の段階では、今後割れた場合は検討して直すという一筆をいただくのが限界でしたが、
これからは、住まわれる方がより自分達の建物に興味を持ち接していくことが必要だと思います。
タグ
2006年12月16日 | トラックバックURL |
トラックバック&コメント
まだトラックバック、コメントがありません。
