向き合う
前回の日記を書いてから、さまざまな方からリアクションがありました。
「ぜひその物件名を公表してくれ」や「あまり出すぎたことをするな」など
さまざまな立場からのリアクションです。
当然ながら、ここで具体的な名前を挙げることなどできませんし、そもそも
名前を挙げることそのものが目的ではありません。
その物件の購入者の中には、自分達のマンションであることが知られてしまい
資産価値が落ちると心配され、快く思わないといった例もあります。
また、購入者側以外の立場からしてみても、本当にたくさんの思惑がうずまいています。
結局のところ、それぞれの立場による主張があり、どちらが正解かなんてないのかも
しれません。
しかし、ひとつだけ言えるのは、一方的な見方に偏りすぎると危険だということです。
当たり前のことですが、多角的に物事を考える必要があるのだと思います。
さくら事務所に依頼した方や、していない方問わず、誰であっても「欠陥住宅」なんて
つかみたくない気持ちは一緒です。
欠陥がなかったから良かった、あったら残念だ・・・・という単純な話ではないです。
そこのみをクローズアップするならば、建設途中のチェックを行えないマンションと言う
選択肢そのものが疑問ということになってしまいます。
現在の青田買いの仕組みでは、私がマンションを買う場合であっても、100%欠陥物件を
つかまないなんて保証はありません。
欠陥なんてないに越したことないし、あってはいけないものです。
しかし、大切なのは現在の世の中の状況を把握し、しっかりと向き合うことだと思います。
漠然と自分の物件が大丈夫かどうか不安に思う必要はないと思います。
自分の住まいと向き合い、自分の人生と向き合うだけのことだと思います。
家庭での立場や仕事している業界などが違ったとしても、広い意味で全てが鏡のような
気がします。
個々の力はたいしたことがなくても、それが幾度となくはねかえって来て、たくさんの世界が
映し出されているような感じがします。
それによって今の世の中が存在してるのかもしれません。
なんか。。。。。こんな話を書いていると堂々巡りとなってしまいますが、
迷ったり悩んだりしているだけでは何も解決しないし、まずは自分でできることを行うのが
大切なんだと思います。
メールをくれた方へ直接お返事することはしません。
しかし、問題意識を持つことが大切であり、それが次への一歩だと思います。
それは、きっと大変意味のあることだと思います。
私は私なりのやり方で頑張っていきますので、臆することなくご自身の不動産と向き合い
頑張っていっていただきたいと思います!
解決しない問題はないと信じております。
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2007年03月09日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
口封じ
この時期は、マンションの内覧会が連日続きます。
そもそも、内覧会では目で見えるところや人間の感覚で感じ取れる部分での確認を
することができます。
多くの方が気にされている「構造部分の欠陥」については、意図的に確認することは
ほぼ不可能です。
しかし、毎年毎年、必ずといっていいほど「構造的な欠陥」と出会ってしまいます。
これは、本当にたまたま見つかってしまうものです。
理屈でなく、マンションの現場監督をしていた経験からくる怪しい臭いで察知して
よくよく調べたら見つかっちゃったというものばかり。
そもそも、内覧会で見つかるような話ではないものばかりですので、本当に偶然の
発見というレベルです。
さくら事務所に依頼したら、発見してもらえるというものではなく、「依頼したほうがいいよ」
なんていう営業トークなんかじゃありません。
まず、意図的に見つけることはできません。
内覧会という時期に、そんな大きなものが見つかったら、もう本当にどうにもなりません。
今年に入ってから、私の依頼者の中には内覧会後に解約しなければいけなかった人が
数人います。
中には、手付金を返金してもらったあげくに、かなりの金額の迷惑料という名のお金を
上乗せしてくることもあります。
売主側としては「ごちゃごちゃ言わずに早く解約してくれ」ということみたいです。
あんまり突っ込まれて、話が広まるとかなりやばい問題であるという認識があるようです。
私の依頼者も、ゴネているわけではなく、いきなりこのような提案をされることもあります。
まさに、口封じです。
そして、その物件は何ごともなかったように他の購入者の手に渡っていきます。
当然、そのような経緯があったことなど知る由もなく。。。。
本来、構造的な欠陥は共用部の問題です。
専有部分の話ではないので、該当するマンションの購入者全員の問題です。
問題のあった物件では、私が複数件うかがっていることがあります。
さくら事務所の他の所員もうかがっています。
個人情報の問題や、社内的には物件を特定できるような表現をしてはいけないなどの
制約があったり、ここでははっきりは言えないのが、無茶苦茶歯がゆいです。
たまたま、私がうかがって見つかった。
他の物件で、私でも見つけることができなかったものもあるでしょう。
問題を隠蔽するような会社を公にするしかないのでしょうか。
そんな後ろ向きな対応だけでは良くなるための前進ではないような気もするし。。。
さてさて、どうするべきか。
自分なりの自己表現の手段で世の中に訴えるべきなのか。
悩ましいところです。
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2007年03月01日 | コメント&トラックバック(1) | トラックバックURL |
はつられたマンション2
前回の続き。。。。。
買う側としたら、ショックな事実であり、売る側としたら嫌なもの見られたなぁ~
という感じでしょうか。
契約前の段階ですので、双方にとっても今回の話はなかったことに。。。というのが
一番多いパターンかもしれません。
しかし、今回はちょっと違います。
依頼者は、何故このようなことになったのか?そして、これらをどのように修繕するのか?
についての説明を求めました。
そして、売主およびゼネコンから説明の場を設けてもらったそうです。
その場には、実際に現場を造っている所長さんを含め、それなりの立場の方々がそろっています。
技術的なことも多々含まれている問題なため、私にも連絡をいただき説明を受けました。
いつ、どのタイミングでも誰に見られてもおかしくない現場じゃなくちゃいけないともおっしゃって
いました。
このレベルのはつりなんて、氷山の一角です。
あちこちの現場で日常茶飯事です。
人が造っているのですから、間違えることもあります。
大切なのは、その後の対処をどうするかです。
今回は、たまたま見られて話が大きくなり、ゼネコンさんは売主さんに厳しく言われたことでしょう。
また、ゼネコンさん内部でも気合を入れなおすこととなったでしょう。
これから完成までの間、今回のことが何もなかった状況と比べ、品質と意識が向上し
より良い状況が生まれる効果があったかもしれません。
そのちょっとしたきっかけとなる調査だったと思いたいと思います。
良い物件・悪い物件と一刀両断してはいけません。(したいけど。。。)
誰にも気付かれずに、そのまんま。。。。なんて物件はいくらでもあります。
今も昔も、良品質なマンションを手に入れることができるかどうかは、運次第です。
それ以外の何ものでもありません。
最終的には、その物件に携わった人達を信頼できるかどうかです。
ここに尽きると思います。
表面的なものだけで判断できる代物ではありません。
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2006年06月28日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
はつられたマンション

新築マンションスペックチェックで現場へ足を運んだときの写真です。
コンクリートの表面がガサガサになっています。
いわゆる、はつり壊した状態です。
型枠を解体したら、本来の寸法より大きくはらんでいたのでしょう。
そのままだと、タイルを貼ったり等、仕上げることもできないため、はつり壊したのでしょう。
ちなみに、これは大切な構造体である柱で、この状態が3フロア続いています。
一度だけでなく、同じ間違いを何回も繰り返す。
正直、その程度の意識で造っているのか?とそれ以外のところも疑いたくなってしまいます。
スペックチェックは、契約前のサービスであり、当然ながら依頼者へはそのまんま
ストレートすぎる表現でお伝えしています。
良いか悪いかで言えば、悪いに決まっています。
私だったら、まず買いません。間違いなく。
私がたまたま、現場へ訪れるとこのようなものと巡りあう確率が高いです。
そもそも、はつりがない現場なんて存在しません。
どこかしらはつっています。
そう考えると、今回のこの物件がたまたまだと言うわけではなく、私の目に触れてしまって
運が悪かっただけなのかもしれません。
3フロア繰り返しているのは、学習能力がなく話になりませんが。。。。。
購入検討者が、このような事実を突きつけたら、売る側としてはどのような対応をするのでしょうか?
売る側、買う側全て含め、さて、あなたならどうする?(←何となく言ってみたかっただけ)
続く。。。。
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2006年06月25日 | コメント&トラックバック(1) | トラックバックURL |
見えるところだけ

ユニットバスの天井点検口から見えた風景。
コンクリートがしっかりまわっていない、ジャンカといわれる現象です。
たまたま、点検口の真上だったから見えたようなものです。
点検口を開けた瞬間に、思わずでた言葉が「きっついなぁ。。。」ですよ。
依頼者に説明しそのとき出た話は、
「この見えるところだけ、きれいに仕上げるなんてことになったりして」
それだけは、勘弁してください。
見えるからとか見えないからとかじゃないんです。
しっかりとやらなきゃいけない理由があるんだからやるんです。
それが、プロの仕事です。
100%ジャンカがない物件などありません。
ないように造るのは当たり前ですが、人間が造るものですから100%は無理です。
しかし、その後が大切だと思います。
ゴマカシではなく、適切な処理を行うかどうかです。
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2006年03月16日 | コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
